CONSTRUCTION防水工事について
工事概要
取り扱い工事
防水は普段あまり目にすることがありませんが、
理想は最低でも10年に一度メンテナンスすれば、防水層・美観共に維持されます。
FRP防水
ウレタン防水
シート防水
アスファルト防水
トップコート
シーリング工事
戸建について
大切なお住まいをいつまでも快適な状態で維持させるためには、メンテナンスが不可欠です。雨漏りが屋根裏の断熱材に吸収されて、現象として発見できない場合もありますので、定期的なメンテナンスをしていくことが大切です。
マンション・アパートについて
マンションやアパートには、屋上や外壁、ベランダなどの定期的なメンテナンスが必要です。外壁の材料によっては塗装が劣化したまま放置すると、壁や天井の崩壊につながるケースがあります。
【防水改修工事の時期】
こんな症状が出てきたら防水改修工事をご検討ください。
防水面に
ひび割れ
防水面に砂や泥が
溜まっている
排水口周辺の
劣化やゴミ詰まり
防水面を指でこすると
白く色がつく
防水種別
- FRP防水
- ウレタン防水
- シート防水
- アスファルト防水
- トップコート
FRP防水
FRP防水は、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化した防水膜(FRP:繊維強化プラスチックス)を使用しているため、防水工事の中でも軽量で非常に優れた耐久性を持っています。硬い材質でキズが付きにくく、キズが生じてもその箇所のみを補修することができます。
ガラス繊維系の耐久性の高い防水です。
新地戸建バルコニーでは8割がこの工法で施工されています。
FRP防水とはガラス繊維強化プラスチックの防水材です。強化プラスチックは繊維と合成樹脂を一緒にして強度を強くした合成樹脂です。非常に強い表面強度を持ち、耐久性に優れています。お風呂の浴槽、船、ボート、サーフボードなどにも使われます。部分補修が可能なので、アフタ―ケアも 対応しやすい工法です。
1合板下地のベランダです。
(モルタル・FRPもOK)
2FRP防水を施しました。
3トップコートを施しました。
※下地が著しく劣化している場合、別途下地調整が必要な場合があります。
※ベランダに室外機などがある場合は移設費がかかる場合があります。
※写真は参考です。実際の工事は写真と異なる場合があります。
ウレタン防水
ウレタン防水は下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られる為、屋上をはじめとした各種部位への防水に適しています。比較的、安価というメリットがありますが、塗膜の耐久性が低いため、定期的にトップコートの塗り替えをすることにより紫外線劣化にも長期間耐久性を保ちます。
リフォームでは一番多い防水方法です。
ウレタン防水の特徴は、比較的安価であることと、施工性の良さが挙げられます。また定期的にトップコートの塗り替えをする事で長期間の耐久性を持続させる事ができます。。
1防水面に著しい劣化が見られます。
2清掃後、プライマー・ウレタン防水層を施します。
3トップコート(保護材)を塗って完成です!
※下地が著しく劣化している場合、別途下地調整が必要な場合があります。
※現地での別途見積もりが必要です。
※ベランダに室外機などがある場合は移設費がかかる場合があります。
※写真は参考です。実際の工事は写真と異なる場合があります。
ウレタン防水工事の流れ
防水面に多数のひび割れ、膨れが確認でき、砂や泥が溜まってしまってる状態です。早急な対応が必要となります。
防水工事の第一段階として、清掃及び洗浄があります。それが終わったら、次は下地補修・調整です。
下塗りにプライマー(接着剤)を塗布し、そのあとで1回目のウレタン防水を行います。次いで2回目を行います。
ウレタンを2回塗ると防水は完了です。ウレタンが防水層となり、この部分に傷が付くと漏水が起こります。
防水層を傷つけないために、保護層としてトップコートを塗ります。歩行に耐えるウレタン樹脂系の材料を使用します。
トップコートが乾いたら工事完了です。防水層を守るため、トップコートのまめなお手入れをお勧めします。
他、通気マットを下地に貼る通気緩衝工法があります。(膨れ防止の工法)
シート防水
様々なシート防水の仕様に対応できます。 シート防水は、厚さ1.2mm~2.5mm程度のシート状に加工した合成ゴムやプラスチックを用いた防水シートで、建物の屋上を覆う防水です。代表的なシート防水には、ゴムシートを用いた防水と塩化ビニル(PVC)シートを用いた防水があります。どちらにでも対応できますが、現状の防水仕様によって価格は変わってきます。
シート防水の施工前・施工後
1既存の防水シートを丁寧にはがし、下地の処理をしていきます。
(そのままかぶせる工法もあります)
2FRP防水を施しました。
※下地が著しく劣化している場合、別途下地調整が必要な場合があります。
※ベランダに室外機などがある場合は移設費がかかる場合があります。
※写真は参考です。実際の工事は写真と異なる場合があります。
アスファルト防水
アスファルト防水は、水平な屋根に施されるもので、アスファルトを合成繊維に含ませた、ルーフィングというシートを何枚か重ねて、防水層を形成する工法です。アスファルト防水層の上に保護コンクリートを敷くのが一般的です。
リフォームで行う屋上防水は、
FRP防水・ウレタン防水・シート防水が一般的です。
アスファルト防水は火を使う工法ため、リフォーム工事ではほとんど行いません。
また、屋上のような広い面積では、ウレタン防水かシート防水が一般的です。
トップコート
防水層の保護塗料として活躍します!
様々なメンブレン防水の保護層として、最後に塗られる塗料です。主にグレーとグリーンの二色のトップコートがあり、防水工事の最後に施される場合がほとんどです。また、傷みが少ないベランダなどは、ウレタンやFRP防水などをやりかえなくても、トップコートをかけるだけで十分な場合があります。標準色はグレーになり、他、何色にもできますが、特注色になる為、金額が多少アップします。
トップコートの手順
1既存トップコートが劣化しています。
2清掃後、プライマー・トップコートを施しました。
※下地が著しく劣化している場合、別途下地調整が必要な場合があります。
※ベランダに室外機などがある場合は移設費がかかる場合があります。
※写真は参考です。実際の工事は写真と異なる場合があります。
シーリング工事
建物外壁の知識
住宅のサッシまわりやサイディングの目地など、シーリングと呼ばれる目地材が 部材と部材の隙間をふさぐことで止水の役割を果たしています。 シーリング打ち替え工事はその目地材の交換をすることで 建物の耐久年数を維持する目的で行われる工事です。 一般的にシーリングは5年~7年程でやりかえるのが理想です。
【防水改修工事の時期】
こんな症状が出てきたら防水改修工事をご検討ください。
硬くなり隙間ができたら交換時期です。
5〜7年ほどでチェックをして下さい。
クラックがあれば交換時期です。
さわって、手に粉や色が付着すれば
交換時期です。
シーリング材の種類
シーリング材はグレードで選ぶのではなく、
シーリングを打つ場所によって選びます。
どの材料が適しているかは、プロが見て判断します。
※使う場所によってシーリング材を選択します。
- シリコン系
- 紫外線に強く、耐久性に優れ、乾燥が速い。塗料は弾いてしまうため、上塗りは出来ない。
ガラス廻りに適している。動きの多い部分には適さない。
- 変性シリコン
- 紫外線による劣化が少ない。塗装の上塗りが出来る。ガラス廻りには使用できない。
- ウレタン系
- 耐久性はあるが、紫外線に弱く汚れやすい。弾力性がある。
塗料を上にのせる場合(下地)によく使用される。
- ホリサルファイト系
- 耐久性、弾力性がある。塗料を上にのせると変色や密着不足があるため、あまり適さない。
タイル・石目地などに使われます。
目地打ち替え
外壁の目地やサッシの目地を打ち替える工事です。
住宅のサッシまわりや外壁のの目地などには、必ずと言っていい程シーリング材が施工されています。触ってみて手に色がついたり、目視してヒビがあるようであれば既存シーリングを撤去して打ち替えることが必要になります。
1古い目地をカッターで取り出します。
2目地を充填します。
3マスキングを外して完成です。
※外壁が著しく劣化している場合、別途外壁工事が必要な場合があります。
※価格に足場代は含まれません。足場代は別途見積となります。
※この工事の価格は塗装工事をお申込み頂くお客様のみの価格となっております。
※写真は参考です。実際の工事は写真と異なる場合があります。
目地打ち替えの手順
シーリング工事は以下の工程で行われます。2階部分は塗装工事の足場を利用して行っていきます。シーリング工事は塗装に先立って行われ、シーリング工事完了後に、目地を塗装していきます。(塗装の必要のない場合もあります)
- 1.施工前
- 目地が黒く汚れ、硬質化し、劣化が目立ちます。サイディングの部材と部材をつなぐシーリングは、防水の要です。
- 2.既存シーリング撤去
- 最工事の第一段階として、古いシーリング材の撤去があります。カッターを入れ、手作業で丁寧にシーリング材を撤去します。
- 3.プライマー塗布
- シーリング材が撤去できたら、下地処理をし、そのあとでプライマー(接着剤)で下塗りをします。
- 4.シーリング材充填
- シーリング材を充填します。事前にマキシングを貼り、外壁材表面にシーリングが付着しないよう保護しておきます。
- 5.仕上げ工事
- 盛り上がったシーリング材を、専用のヘラで余分な部分を除去します。汚くならないよう、慎重に工事を行います。
- 6.工事完了・引き渡し
- ヘラで余分なシーリングを除去したら、マスキングテープを剥がし、十分に乾燥したら工事完了です。
他、通気マットを下地に貼る通気緩衝工法があります。(膨れ防止の工法)